ホールボディカウンター

5分でできる内部被ばく検査

◆放射線リスクリサーチセンターは、遮蔽のある椅子型ホールボディカウンターにより、5分間という短時間で、「甲状腺」、「体幹部」の内部被ばく検査を同時に行います。

◆担当医師による医学的な見地に基づく検査結果の解説、放射線障害を予防するための食生活を含む生活上の注意事項をご説明 いたします。

■法人様向け電離放射線健康診断
・団体健診、英語での結果説明、結果一覧のデータ提出等の対応が可能です。

■食物等の経口摂取による内部被ばく測定について
ホールボディカウンター測定 :現状の放射能内部被ばくの測定
尿中8-OHdG測定:放射能被爆による遺伝子のダメージを推測
(※上記2つの測定により、内部被ばくの人体への影響をより推察しやすくなります。)

≪甲状腺エコー検査とホールボディカウンター用の一部助成対象機関≫
つくば市(2025年3月31日まで)

予約電話番号:03-5755-9633

予約していただいた日の当日キャンセルについては、治療料金50%のキャンセル料が必要となります。変更の場合は、事前にご連絡をお願いします。
予約受付時間:午前9:00~午後5:00(火曜~金曜) 午前9:00~午後13:00(土曜日)
検査対応時間:午後2:00~午後4:30(火曜~金曜)
ホールボディカウンター測定料金
(「甲状腺」・「体幹部」の内部被ばく検査)
測定料金

18,000円(消費税込)/1回

※チェアー型ホールボディカウンターにより測定
※当センターでは初診料はかかりません。(結果説明と今後の生活指導をすべて含んだ費用です。)
※法人様の団体検診も承っております。

検査を単独で受ける場合
対象者

尿中8-OHdG

甲状腺エコー

白血球分画検査

検査料金

12,000円

4,000円

4,200円

※価格はすべて1回の税込み金額です。

電離放射線健康診断 (厚生労働省の省令除染電離則をご参照ください。)
※法人様の団体検診も承っております。

・被ばく歴の有無の問診
・白血球数をよび白血球百分率の検査
・赤血球数をよびヘモグロビン、ヘマトクリット値の検査(貧血の検査)
・白内障に関する目の検査
・皮膚の検査

■一般料金

4,200円(消費税込)/1回

当センターでの内部被ばく測定の流れ

1. 受付 内部被ばく測定の流れ 問診票の記入
2. 着替え 個室にて検査着にお着替え
3. 外部汚染測定 シンチレーションカウンターによる測定
※必要がないと思われるケースでは省略させていただきます。
4. 内部被ばく測定 座位にて5分間静止
5. 着替え 個室にて私服にお着替え
6. 担当医師による
結果説明
  1. 医学的な見地に基づき検査結果解説
  2. 低線量被ばくについて知っておきたい知識
  3. 放射線障害を予防するための食生活を含む生活上の注意事項
※その他普段の生活で不安に思われている事があればご相談ください。

チェアー型ホールボディカウンターの特徴

チェアー型ホールボディカウンターの写真

鉛遮蔽のある椅子型で背面部から測定

正面を鉛板で遮蔽し、測定はシートの背面より行うため圧迫感が全くなく、リラックスしてテレビを見ているうちに測定が終わります。

■子供から大人まで対応

体幹部の測定範囲を可変型にすることによって検出範囲を440mm~740mm(高さ)とし、子供から大人までの幅広い方に対応できます。
※妊婦の方でも測定できます。

■誤差を低減

体格補正による線量当量評価基準ファントム(大、中、小)の測定と、身長、体重、体脂肪率の測定データをふまえて、測定結果から線量当量の評価をします。
体内放射能のレベルが同じでも体格によって測定効率が異なることを考慮し、体格補正をていねいに行い、また、測定時に外部からの放射線の影響を受けないために、遮蔽ボックスを使用し、誤差の低減を図っています。

ホールボディカウンターの仕様

■測定機能

甲状腺測定/体幹部測定/甲状腺・体幹部同時測定
リアルタイム スペクトル表示、不感時間自動補正、放射能総カウント表示

■評価機能

評価核種 : Cs-137、Cs-134、I-131

■解析評価内容

ネットカウント値(CPM)、摂取量(Bq)、実効線量当量(mSv)、被ばくレベル3段階(レベル0,1,2)

■解析評価計算

重回帰式による体格補正計算 放射線障害防止法に基づく摂取量と 実効線量当量の計算

ホールボディカウンターについてのおことわり

皆様ご承知の様に、ホールボディカウンターで測定可能な放射線は、γ線(ガンマ線)のみであり、ターゲットとなる核種は、ヨード131, セシウム134, セシウム137となります。メルトダウンから半年経過した現在では、主にセシウム137をターゲットとした計測になります。
ストロンチウム、プルトニウムは測定出来ません。
ホールボディカウンターは万能ではありませんが、セシウムの内部被爆を知る為の有効な手段の一つと考えています。

当センターのホールボディカウンターは、今年福島県や都内で測定した多数の同機種のデータを参考にして、いろいろな問題点を改善し、放射線・原子力の専門家の指示のもと9月に更新された最新の解析ソフトを搭載しています。
今後も継続的に、 1. ファントムによる定期的なキャリブレーション 2. 表示付認証機器(放射能標準ガンマ線源 )を用いた校正 を最新のデータを反映し、精度向上と維持のため、今後も順次アップデートしていく予定です。

当センターにて測定を希望される患者様には、上記の点を十分理解、ご承知の上でお申し込みいただけるようお願い申し上げます。

Q and A

ホールボディカウンター(WBC)の検出限界値は、いくつですか?
当センターでは、測定精度を上げる為に、検出器の改良工事、鉛遮蔽の追加工事、解析ソフトの改良、更新を随時行っております。
「2012年9月21日」現在の検出限界は、おおよそ
※測定時間5分の場合
◆Cs-137:270 (前回410より約35%向上)Bq,
◆Cs-134:130 (前回170より約24%向上)Bq,

となります。
一般に検出限界は、測定時間を延ばせば小さくなりますが、測定される患者様の体格にも影響されます。
当センターでは基本5分で測定をしますが、体重の小さなお子様の場合や、実測値やスペクトルを解析、検討し必要と判断した場合は10分間の追加測定を行っています。
また、放射線医学研究所の解析ソフト( MONDAL3)を用いて、年齢や被ばく形態に応じた預託実効線量(mSv)を計算してお知らせしています。
ホールボディカウンター検査によって放射線を被ばくしませんか? ホールボディカウンターは、体内から放出される放射線の検出器です。
一切被ばくの危険はありませんので、お子様や妊婦の方にも安心して検査を受けていただくことができます。